進化したサービスロボット「Lucki」について詳しく解説

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近年、ロボットは大きく進化を遂げ、実際にさまざまな場面で活用されています。物をつくったり運んだりするような単純作業だけでなく、ホテルの受付など、コミュニケーションが必要となる場面でも活躍するようになってきています。今回は、そんなサービスロボットについて、オリオンスター社が販売する「Lucki」をご紹介します。「Lucki」の主な機能である、運動能力とコミュニケーション能力の2つに分けて、詳しくみていきましょう。

  1. サービスロボット「Lucki」の運動能力

サービスロボット「Lucki」は、優れたレーザーレーダー、IRカメラ、RGBDカメラ、IMUなどのマルチセンサーソリューションによって、最適なルートを自動で計算します。これによって、スマートに障害物を回避し、正確にナビゲーションすることが可能となっています。なお、SLAMセンサーのみでも配膳は可能です。レーザーレーダーSLAMと視覚SLAMの両方を活用することで、ロボットの位置決めが、より正確で安定したものになります。これによって、複雑な環境でも安定した長時間の稼働を実現し、必要な作業を完了させることができます。また、同じ空間で複数台を同時に稼働することもでき、それぞれのロボットは、自動で各位置を把握して最短ルートを検索します。

このようにして、人と同じようにお互いを回避しながら、効率的に作業を完了させるのです。さらに、物をのせた状態での稼働も安定しており、自動的に水平を保つ独立懸架システムによって、飲み物などの液体もこぼすことなく運べます。

  1. サービスロボット「Lucki」のコミュニケーション能力

サービスロボット「Lucki」には、6つのマイクが円状に並んで搭載されており、半径5メートル以内の音声を正確にひろいます。また、優れたスピーカー性能によって、はっきりとした発声ができる上、31か国もの言語で会話ができます。通りすがりの人に声をかけたり、指定された場所で、お客様に挨拶したりもします。お客様が近づいてくると、おすすめ料理の紹介やCM再生、ポスター表示を行うなど、指定されたルートを巡回して、宣伝集客活動や案内を行います。

結論

サービスロボットLucki」は、人にも劣らない優れた運動能力とコミュニケーション能力を有しています。決められた作業を淡々とこなし、人によっては苦手とする宣伝集客活動も担ってくれるので、これからのサービス業界の助けとなることでしょう。

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